取扱分野を積極的に開示するのは若干躊躇する面がありました。依頼者等からすれば何を専門にしているかというのは当然関心が高いのでしょうが、私自身からすれば、所詮未だ5年目の弁護士にすぎず、10年から20年は積極的に色々な分野の仕事の経験を経て、向上したいと思っており、あたかもこれしか出来ない、こればかりしていると思われるのは不本意だからです。

ただ読む方にとっては、どうしても関心があるであろうことも無視できないので、載せることとしました。

● 損害賠償（主に交通事故）
損害賠償（主に交通事故事件）が、私の仕事の6割程度を占めていると思います。客観的にみれば、私の専門分野といえば、やはりこの分野です。弁護士登録以来これまでに300件以上はこなしていると思います。

● 会社法務（会社上場に関する法務）
会社法務、上場株式公開関係は、今後力を入れたいと思っている分野で、昨年からたまたま依頼があり、今年相当勉強することが出来ました。来年ももう一社控えています。

● 破産、任意整理、民事再生
現況の不景気でどうしても少なくありません。民事再生についても依頼が増えてきています。新しい法律で色々な工夫が考えら得る分野です。裁判所からの管財業務も現在手持ちで数件あります。

● 消費者関係・集団訴訟
消費者関係・集団訴訟　集団訴訟の弁護団に現在４つ入っています。昨年度まで私の所属する第二東京弁護士会の消費者委員会へ入り、縁あって弁護団に加わりました。先輩弁護士の仕事振り等勉強になることも多く、研鑚のよい機会になっています。

● 一般民事事件
一般民事というと、なんだかわからないとも思いますが、離婚であったり、家屋の明渡し、借地借家関係、お金の貸し借り、専門分野に特化していない弁護士ならば普通誰でもやっているであろう事件のことです。

● 刑事事件
刑事事件、恒常的に受任しているわけではありませんが、国選弁護士、当番弁護士で主に受任しています。一通りは経験しました。

● 少年事件
少年事件、自分で言うのもなんですが、比較的経験のある方の弁護士に含まれる、と思います。少年事件は、時間制限が厳しく、受任すると結構大変ですが、やりがいを感じる分野です。私の少ない経験では、積極的な弁護士の努力が少年自身に伝わることも多く、なによりも二度と犯罪行為等を犯さないような社会人となることに寄与できるのであれば、これに勝る喜びはありません。少年の凶悪化が耳目を集めていますが、心より反省し、二度とこのようなことを犯さないであろうと思われる少年も少なくなく、少年法の従前持つ保護の理念はけして軽視すべきではないと考えています。